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塗料ニュース

2019.01.11

弊社社船" CRANE OCEANO "船底塗料試験塗装の取組み

各メーカー最新の低燃費船底塗料で試験塗装を行い、低VOC(揮発性有機溶剤)の削減と平滑な塗膜によって海水との摩擦抵抗を低減して燃費低減(Co2低減)及び船底塗料の高い性能確認を目的として試験塗装を行いました。

本船船底外板部に中国塗料と日本ペイントマリンの両者の試験塗装を行いました。

塗装日:
1回目 11月 13日
2回目 11月 14日

使用塗料品名
【中国塗料】 低燃費防汚船底塗料
( 首部 両舷 )1回目:A型船底塗料 レッド  / 2回目:A型船底塗料 ライトレッド
( 尾部 両舷 )1回目:B型船底塗料 ブラウン  / 2回目:B型船底塗料 ライトブラウン

【日本ペイントマリン】
( 右舷側のみ ) 
タッチアップ:A - LF - Sea 600 ライトブラウン 
1回目:A - LF - Sea 600 ライトブラウン 
2回目:A - LF - Sea 600 ブラウン

【試験塗装 写真】

1回目塗装 左舷船側部 中央ドラフトより首部

1回目塗装 右舷船側部 中央ドラフトより首部

2回目塗装 左舷船側部 中央ドラフトより首部

2回目塗装 右舷船側部 中央ドラフトより首部

2019.01.11

関西ペイントマリンの次世代型船底防汚塗料「クォンタムX-mile 002,MX2053N」25ヶ月目の成績

当社パナマ法人子会社GRULLA OCEANO INC.のケミカル船M/T CRANE OCEANOが定期検査の為、入渠致しました。

「クォンタムX-mile 002,MX2053N」を前回入渠時に30ヶ月仕様にて塗装し、25ヶ月目でドライアップしました。

海洋生物による汚損や剥離も無く、省燃費効果が発揮されたものと考えらえます。

主な航路 : 日本  ⇄ 韓国・中国・台湾・フィリピン・タイ・インドネシア

前回入渠時塗装仕様(30ヶ月)
船底平坦部:クォンタムX-mile 002
船底垂直部(1/4):クォンタムX-mile MX2053N
船底垂直部(3/4):クォンタムX-mile 002

今回入渠時塗装仕様(30ヶ月)
船底平坦部:クォンタムX-mile 002
船底垂直部(1/4):クォンタムX-mile MX2053N
船底垂直部(3/4):クォンタムX-mile 002

2018.02.14

日本ペイントマリンの超低燃費型船底防汚塗料「A-LF-Sea 600」 34ヶ月目の成績

当社パナマ法人子会社のケミカルタンカー社船 M/T  CRANE POSEIDONが中間検査の為、入渠しました。

日本ペイントマリンの超低燃費型塗料「A-LF-Sea 600」を前回入渠にて30ヶ月仕様で塗装し、34ヶ月目でドライアップしました。

 AF塗膜が消耗し、ACが露出していますが、海洋生物による汚損はありませんでした。


写真:日本ペイント「A-LF-Sea 600」30ヶ月仕様 就航34ヶ月 船体洗浄前


船体洗浄前


船体洗浄後

2016.11.24

関西ペイントマリンの次世代型 船底防汚塗料「タカタ クォンタム X-mile 002」 34ヶ月目の成績

当社パナマ法人子会社のケミカルタンカー社船 M/T CRANE OCEANOが中間検査の為、入渠しました。

関西ペイントマリンの次世代型(省燃費型) 船底防汚塗料「タカタ クォンタムX-mile002」を竣工時に30ヶ月仕様で塗装し、34ヶ月目でドライアップしました。

海洋生物による汚損や剥離は全く無く、省燃費効果が発揮されたものと考えられます。

主な航路 : 日本 ⇄ 韓国・中国・台湾・フィリピン・タイ・インドネシア

竣工時の塗装仕様(30ヶ月仕様)

垂直部 クォンタム X-mile 002  115μX 2
平坦部 クォンタム X-mile 002   75μX 2

 

今回塗装後

 

今回の塗装仕様

垂直部3/4 クォンタム X-mile 002  95μX 2
垂直部1/4 クォンタム X-mile MX2053N  120μX 2(船尾部)
平坦部   クォンタム X-mile 002  115μX 1

2013.03.26

日本ペイントマリンの省燃費型防汚塗料「LF-Sea250HyB」32ヶ月目の成績

CO2排出を年間/530t 削減できました。

M/T CRANE POSEIDONが前回ドック後、32ヶ月目で中間検査の為、入渠しました。

日本ペイントマリンの省燃費型防汚塗料「LF-Sea250HyB」を塗装し、塗装前20ヶ月と塗装後20ヶ月の燃料消費量を比較検証しました結果、低減効果が確認されました。

AF塗膜が消耗しACが露出していますが、海洋生物による汚損はありませんでした。


燃料消費量低減効果が認められましたので、今回も「LF-Sea 250HyB」を30ヶ月仕様にて塗装いたしました。

前回ドック時 塗装仕様(30ヶ月仕様)
LF-Sea HyB250 100μ x 2 (Side Bottom)
LF-Sea HyB150 95μ x 1(Flat Bottom)

2012.08.29

日本ペイントマリンの省燃費型防汚塗料「LF-Sea」の塗装後29ヶ月目の成績(水中 調査)

2010年3月に入渠したケミカルタンカー CRANE POSEIDON(12,500DWT 近海国際)に低摩擦によって燃料消費量を低減させ、CO2・SOXの排出を削減する目的で「LF-Sea 250HyB」を30ヶ月仕様にて塗装いたしました。

中間検査ドック前に釧路港にて水中調査しましたところ、前回ACタッチアップ部(NOA 10M)が露出していましたが、全体にAF塗膜の剥離・海洋生物の付着も無く、良好でした。


写真:AF 2層目のLF-Sea HyB250チェリーが加水分解して消耗し、1層目LF-Sea HyB 250プラムが露出している。海洋生物の付着は見られない。


写真左:船側部
写真右:ビルジキール


写真左:シーチェスト
写真右:船底部発錆個所

前回ドック時 塗装仕様(30ヶ月仕様)
LF-Sea HyB250 100μ x 2 (Side Bottom)
LF-Sea HyB150 95μ x 1 (Flat Bottom)

2012.07.24

関西ペイントマリンの省エネ型防汚塗料「クォンタムX-mile 002」の成績

関西ペイントマリンの省エネ型防汚塗料「クォンタムX-mile 002」の成績

2012年7月入渠 11,500KL型 外航ケミカルタンカー (近海国際)

貝類・藻類の付着が全く無い(右側試験塗装部)、左側は他社船底塗料で藻類の付着が認められた。

前回ドック2011年11月塗装 約8ヶ月経過

クォンタムX-mile 002


2011.11.15

当社子会社所有のCRANE HARMONY(11,500DWTケミカルタンカー パナマ船籍ABS)が竣工後32ヶ月就航して初めての入渠修繕工事を行いしました。

(船底塗料の塗装)
中国塗料の環境対応加水分解型 船底防汚塗料「SEAFLO NEO」を採用いたしました。
地球環境に配慮して低VOC(揮発性有機溶剤の削減)と海水との摩擦抵抗低減による燃費低減(CO2の削減)を目的として採用しました。

また、関西ペイントマリンの塗装表面平滑性向上による燃費低減と低VOCを目指した次世代型船底塗料「クォンタム Ⅹ-mile」を一部に試験塗装いたしました。

(カーゴタンクコーティングの補修)
更にカーゴタンクコーティングの「マリンライン」の補修を修理用キット「マリンメンド」にて行いました。

シーグランプリ2000 30ヶ月仕様 就航32ヶ月
写真:中国塗料 シーグランプリ2000 30ヶ月仕様 就航32ヶ月(進水後39ヶ月)


写真左:中国塗料 SEAFLO NEO 30ヶ月仕様にて塗装
写真右:試験塗装 関西ペイントマリン クォンタムⅩ-mile 002 30ヶ月仕様


写真左:カーゴタンク マリンラインコーティング補修部(加熱処理)
写真右:BNWAS設置 iWAS-100 操作パネル・セレクタパネル(ABS検査済)

2010.12.14

中国塗料の燃費低減型船底防汚塗料「シープレミア200」の塗装

海上交通低炭素化促進事業費補助制度の低炭素化改造等事業の申請対象製品

顔料の超微細化技術と高分散化、表面張力抑制技術によって、水中摩擦抵抗を低減することで、燃料消費が低減しCO2排出量削減を図ることを目的として採用されました。

燃料消費の節減と機関負荷低減による管理費の節減が期待できます。

2010年9月入渠 2000KL型 内航白油タンカー(1995年建造)

旧塗膜をブラストして完全除去後、変性エポキシACを塗装し、シ-プレミア200を塗装しました。

塗装仕様 (15ヶ月仕様)
  • バンノー500(変性エポキシAC) 200μ×1
  • シルバックスSQ-K 50μ×1
  • シープレミア200 130μ×1

今後、燃費低減効果、防汚能力など検証していきます。

2010.12.07

関西ペイントマリンのシリルポリマー系加水分解型防汚塗料「クォンタム」の成績

2010年9月入渠 6500KL型 内航白油タンカー (2005年竣工)

貝類・藻類の付着が全く無く、安定した防汚性能を有しており、修繕ドックインターバルの長期化による修繕管理費の節減、海水抵抗の低減による燃費節減に貢献していると思われます。

前回ドック時 塗装仕様(2008年9月)
クォンタム16内航船用 膜厚75μ×2

2010.10.12

日本ペイントマリンの省燃費型防汚塗料 LF-Sea 250HyB を近海外航船に30ヶ月仕様で塗装

CRANE POSEIDON

燃費改善効果が確認されている LF-Sea を船名 CRANE POSEIDON に塗装いたしました。低摩擦により燃費消費量を低減させ、それによって CO2 、 SOx の排出を削減し、環境に配慮することを目的として選定いたしました。

今後、30ヶ月に亘って燃料消費量を計測比較し、低減効果を実証して行きます。

LF-Sea 塗装中

仕様: LF-Sea 250 HyB 100µ   A/0 × 2

LF-Sea の特徴
  1. シリル・銅アクリル加水分解型
  2. 低摩擦、低燃費型防汚塗料
  3. AF塗膜表面に特殊な水の層を形成し、摩擦抵抗を減少させる。
  4. ほとんどの旧AF塗膜の上に直接塗装出来、ブラストが不要。
2010.09.13

東京湾での船底塗料の防汚成績

今夏、東京湾内(千葉沖)の表面海水温度は最高で33°Cを記録した。
動物系(貝類)の繁殖力は非常に強い。

東京湾平水タンカー スピード11ノット 1日/平均3H稼動
船底塗料 塗装仕様 シーフロンティアS (130μ) 2007年10月塗装
2008年10月入渠時の状態 シーグランプリ200Rを一部に試験塗装(写真2)。
東京湾内の低稼働船にはシーフロンティア(非銅タイプ)は全く、防汚効果が認められなかった(写真1)、試験塗装したシーグランプリ200R(亜酸化銅タイプ)部分には防汚効果が認められた(写真2)。


  • 写真1: 船底全面にフジツボ、みどり貝? が付着。

  • 写真2: 右側の一部にシーグランプリを試験塗装し、防汚効果が認められた。

2009年10月にシーグランプリ2000(亜酸化銅タイプ)を塗装し、現在は大きな汚損も無く運航中、今年10月に入渠予定。

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